2016/07/31

後悔した助言


あの時言わなければ良かったかな…と今でも思い出すたびに悲しい気分になるできごとがあります。

わたし自身の経験からアドバイスしたものの、結果的には最善の方法ではなかったのではないか?と考えさせられる結末で終わってしまいました。

実家暮らしのゴロウというネコさんのお話です。

ゴロウは数年前から腎臓が徐々に悪くなっていました。
それに加え、歯も悪くなっていて食べ辛そうな仕草を頻繁にするようになっていたのです。
母もゴロウが食べてくれそうなフードをいろいろ買ってきていました。

ある日、母に言いました。

ゴロウちゃんも痛い歯を抜歯したら良いんじゃない?
そしたら、食欲も出てくるかもしれないよ。

実際、我が家のネコさん何匹かは抜歯手術をしていました。
抜歯したおかげで痛がる仕草がなくなり普通に食べられるようになっています。
そんな経験から母にアドバイスしてみたのでした。

母もゴロウちゃんの食欲がでるのならやってみようかな…ということで、実家近くの動物病院で検査後、抜歯手術をしたのでした。

思い描いた通りに物事が進んでいくならば、抜歯手術をして痛い歯をとったから食欲も戻ったよ。
良かった!で終わりでした。
ところがシナリオは違う方向に進んでいきます。

抜歯した歯は一本。
歯はほとんどありませんでした。
抜歯した歯の根元から出血。
血が止まりません。
術後の経過が思わしくなく数日後、手術した病院へ再診。
医師も原因わからず。
診察費はとらなかったとのこと。
その後もずっと血は止まらず。
日増しに衰弱。

母は違う動物病院に連れて行きました。
毎日、毎日。
点滴で延命。

しかしもう終わり。
手術からわずか数週間で逝ってしまいました。

母は後悔しました。
あの時、抜歯手術をしなければゴロウちゃんはもう少し生きていたのではないだろうか?
わたしに問いました。

わたしは返す言葉がありませんでした。

良かれと思い言った助言が、こんな結末になるなんて…

通常、手術する時は血液検査をして手術ができるかどうか確認しますが、ゴロウちゃんの抜歯手術をした病院の判断ミスもあったのでしょうか…
死に際までずっと出血が止まらず、口の中が血だらけだったそうです。

後味の悪い結末でした。

母はわたしのことも恨んだことでしょう。
母のかけがえのない存在だったゴロウちゃん。

ゴロウちゃん、ごめんね。

個体により千差万別、アドバイスするときは気を付けないといけないということを忘れてはいけないできごとでした。






母に抱っこされて上機嫌(=^・^=)ごろう

在りし日のゴロウちゃん。
過去の記事より

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