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2020/05/23

◆page5◆Lucky Chaco Part1



ラッキーチャコPart1見出


ラッキーチャコPart1看板

チャコは巨大食道症です。
僅か600gの小さな体で見事手術から生還しました。




生まれた時からの異常で大動脈が食道を圧迫し、

胃に近い食道は異常に狭くなり、

食物がうまく胃に流れず食道に停滞し食道が拡張してしまい

食道に停滞した食物を嘔吐してしまう病気です。

医学用語で説明すると、この様になるそうです。


右大動脈弓遺残により心基底部付近で食道の狭窄を生じた。

結果、その部位より上位の食道が二次的に拡張し巨大食道を呈している。

手術前のチャコ

ラッキーチャコPart1挿入写真01
普通の猫ちゃんならなんとも思わない寝姿かもしれませんが、
思うように食べれない状態で体力が落ちていたので、
見ている私たちが最も辛い姿でした。


ラッキーチャコPart1挿入写真02
活発に動く時期にも関わらず、ほとんど私の側で寝てばかりいました。




症状
異常な嘔吐。食後5分以内に嘔吐します。


診察
レントゲン撮影でわかります。
疑いがあるということだけで精密検査が必要です。


結果
行き着けの病院で誤診されました。

その病院での処方は胃腸の調整薬をくれただけです。

私は『異常な嘔吐なんです!』と訴えましたが心配ないとの事。

それでも納得出来ず、区内の病院に電話をしまくり、

親切に対応してくれた病院で再検査をしてレントゲンを撮ったの

でした。その結果に私は呆然としました。

とりあえず、東大の家畜病院で精密検査を受ける事になりました。



誤診をされた病院の先生に問いました。

『異常な嘔吐と言ったのに、病気の疑いを何故教えてくれなかったんですか?』

そしたらこんな答えが返ってきました。

『今度、来た時に言おうと思った。』

今度とお化けは出てきたためしがない!!

2度と行かなくなりました。

皆さんもホームドクターを選ぶときは気を付けて下さい。


★ホームドクターの紹介状を携え家畜病院へ行きました★



場所
東京大学農学部の門をくぐり奥の方にある建物


雰囲気
待合室は猫ちゃん・わんちゃんと飼い主さんで大賑わいです。

私は外科外来なので月曜か木曜に行きます。

猫と犬の割合は2:8位で圧倒的に犬の患者?さんが多いです。

何度か行くうちに発見したんですが、飼い主さんが家族で来ている割合が実に多い!

私は1人でしたが、2~3人での来院が目に付きました。

それだけ、家族には大事な存在なのだという証ですね。

皆、重症ですがそれぞれ家族の暖かい励ましに支えられて健気に頑張っているようにみえます。

遠方から来ている人も沢山いました。1日掛かりで来る人もいます。

人間の大学病院って冷たくて威張っているみたいなとこがあると、よく耳にしますが、

家畜病院は受付の方・先生方、皆気さくで明るい雰囲気です。

とにかく、ここの先生は忙しくて体が10個位ないとかわいそうな位です。

だけど、対応は1つ1つ丁寧ですよ。


診察
問診の後、必要な検査を行っていきます。

そして、最後に担当の先生と教官と呼ばれる先生とで、どういう状況で、

今後、どのようにしていくかを飼い主に説明がされます。

解らないことを質問すれば、丁寧に教えてもらえます。



感想
想像していた雰囲気と全然違いました。

検査されていたチャコへの接し方も『動物が好きなんだ』という気持ちが伝わってきました。


2002年7月8日 精密検査
やっぱり『巨大食道症』でした。


2002年7月9日 手術
食道を圧迫していた大動脈切除の手術をする


2002年7月15日 退院
オペの途中心停止が10分程有り、目が見えなくなってしまった可能性があると言われショック(T_T).

でも、退院の時には視力も復活してました。ヾ(@⌒▽⌒@)ノ

入院中のチャコです(^-^)

ラッキーチャコPart1挿入写真03
居心地いいにゃー

ラッキーチャコPart1挿入写真04
キョロキョロ

ラッキーチャコPart1挿入写真05
ハイ…笑ってぇ

ラッキーチャコPart1挿入写真06
掌サイズ



退院直後のチャコです(^-^)600g→900gになってました。

ラッキーチャコPart1挿入写真07
退院直後で傷跡があります

ラッキーチャコPart1挿入写真08
だけど元気になりました

ラッキーチャコPart1挿入写真09
お気に入りの毛糸の靴下

ラッキーチャコPart1挿入写真10
ベルの尻尾と格闘



2002年8月21日 内視鏡手術
食道の狭窄部を拡げる(まだまだ流動食しか食べれません)


2002年9月30日 内視鏡手術
食道の狭窄部を拡げる(市販の猫缶も食べれる物を発見しました)

こんなに大きくなりました(*^o^*)

ラッキーチャコPart1挿入写真11
いたずら大好き

ラッキーチャコPart1挿入写真12
zzz・・・・

ラッキーチャコPart1挿入写真13
ンー…大きくなった!

ラッキーチャコPart1挿入写真14
お目覚めチャコ



チャコの食事

ラッキーチャコPart1挿入写真15
チャコは立ち姿勢で食事をします。

なんの迷いもなく、特に教えてもいませんが用意した台で食事をしてくれました。

成長に合わせて高さも調節しています。


ラッキーチャコPart1挿入写真16
隣ではベルが食事します。

ちょっと目を離すとベルのドライフードを食べてしまうので食事時は目が離せません。

’02.11避妊手術も無時終わり一安心です。

ラッキーチャコPart1挿入写真17
エリザベスカラーを着けなくてはいけなかったんですが、

あっちこっちぶつかりながら歩くチャコを見て外してしまいました。

ラッキーチャコPart1挿入写真18
思った通り皮下脂肪が多いとの先生の指摘を受けました。

食事にはこれから気を付けてあげなければ・・・


★保護から今迄を振り返って★
’02.5.31チャコを保護してからの今年は実に色々な体験をしました。

聞いた事のない病名で、これから先どうして良いのか考えられず

悩んだ時期。痛々しいチャコがかわいそうでいっそ、安楽死させようかまで

考えました。でも生あるものを他の意志で決定するのは、やはり私には

できませんでした。それなら出来る限り手を尽くしてあげようとの家族の

話し合いで決まり小さな体でしたが手術をしてもらうことにしました。

振り返ればその時、その時をチャコも家族も乗り越え、なんとなく過ぎて

しまいました。大きくなったチャコを見て本当に良かったと思っています。





ラッキーチャコPart1挿入写真19
現在は体重は3.2キロ

快便で2回 ウンチしますf(^-^;

ベルとも仲良くおいかけっこをして遊んでいます。

2003年2月13日(木)久しぶりの健診で家畜病院に行きました。



★健診の結果★

体重は3.6㌔に増えてました。これには先生も驚いてました。

レントゲン撮影の結果、肺に『器質化』している所があるとのこと。

誤嚥による肺炎に注意して下さいと言われました。




★私の気持ち★

『ここまで大きくなるとは思わなかった』と先生に言われたときはと~っても嬉しかったです\(⌒▽⌒)/

体重を計る時、4㌔いったかー!?ってヒヤヒヤしちゃいましたf(^-^;

先生にもこの体重を維持していれば問題ありません。と言われたので安心です。ほっ♪

ただ、肺炎が心配です。オロオロ(~_~;))((;~_~)オロオロ

今迄、さほど心配していませんでしたが、今回レントゲンで少し影が写っていたのを見てとても不安な気持ちになりました。

でも、家畜病院の先生がホームドクターにチャコの現状を伝えて頂けたので、
飼い主としては自分がうまくホームドクターに説明できないと感じていたのでよかったですぅ(*^o^*)



★最近のチャコの様子★

今迄、気が付かなかったけど、普段あまり人が出入りしない部屋でゲーの跡が4箇所もあったのを発見しちゃいました(joj)

もう、カラカラに乾いていたので時間がたってるゲーだと思います。それじゃなくてもゲーに敏感になっているので、

4箇所のゲーを発見したときは思わずチャコを抱きしめ『いつしたの~??』って半べそ状態の私でした。

嘔吐は1度吐くとしばらく続く感じがします。定期的に嘔吐するのは仕方ないそうです。

しかし夜中にベルと大運動会を催しているところをみると体調はよさそうです(*^o^*)

体が重たいのかベルはヒョイと登れる所を必死に登ろうとするところがまたカワイイんです。

後ろ足がなんともいえない動きで、もがきながら登ります。(^-^)





2003年6月、チャコは再び調子が悪くなりました。

その後、山あり谷あり、チャコには試練の連続の日々。

6月以降、開胸手術は2回。生死を彷徨ったチャコ。

チャコは本当に生命力が強く、強運です。死ぬかもしれないって何度思った事か・・・。



第2章を追加しました。2003年6月からの様子を紹介しています。

2005年6月吉日



あとがき

熱く語っていましたね~・・わたし(;゜0゜)

エリザベスカラー(ネッカー)を後に日常ずっと装着することになんるなんて思いもしませんでした( ;∀;)

2002年7月9日の大動脈切除は、かなり難易度の高い細かい作業で簡単に切除できなかったとお聞きしました。血管の周囲には繊維化した物質?が付着していたそうで長丁場の手術でした。子猫のチャコが持ちこたえるかどうかも賭けだったことでしょう。処置がようやく終わった段階で心肺停止状態に・・・時間は10分ほど。心肺停止から蘇生させるために、きっとあらゆる手段をとってくださったのだと思います。そして・・・奇跡的に蘇生!教官や先生の思いが通じたのだと思いました。ですが、術後の経過を診ていた先生から悲しいお知らせが・・・失明したかもしれない・・・見えていないかもしれないと電話口で聞いて真っ暗な気持ちになったことを覚えています。

一刻も早くチャコに逢いたい。
面会のため病院へ行き、待合室で待っていました。
しばらくすると・・・
教官が小さいチャコを片手で抱きかかえチョコンと収まっている姿は今も鮮明に覚えています。
小さいチャコを乗せ、担当の先生と颯爽と現れたとき、待合室で待っていた人たちが一斉に教官と先生に視線がいきました。
あの光景は忘れられない一コマです。
驚くほど小さい子猫と教官。それも教官が抱っこして現れたのですから・・・
わたしは目が見えないかもしれないチャコを抱っこしながら、
心で目が見えますようにと祈ることしかできませんでした。

だけど心肺停止10分から蘇生って、驚きです。
その10分、教官や先生方は相当長く感じたことでしょう。。。
あきらめないで治療を続けてくれたおかげで奇跡は起きたのです。

もうひとつ追記したいことは巨大食道症と診断できず2度と行かなくなった動物病院についてです。
チャコの手術から10年くらい過ぎた頃でしょうか、猫ボラ活動を通じ多くの猫ボラ仲間と知り合いになることができ、
そんな中、ある猫ボラさんから動物医療、地域猫のことなど熱心に取り組んでいるという話を聞きました。
医師も人間、ヒューマンエラーは命を預かる現場ではあってはならないことだけど起こってしまうのも事実。
猫ボラ活動を活発にしている最盛期になると、やはり地域猫のことを熱心に診てくれるという話を聞けば診てもらいたくなるのが自明の理。外猫ちゃんのTNRでお世話になるようになり、ようやくお互いのわだかまりが解消した感じがしました。

もうすぐやってくる5月31日・・チャコちゃんを保護した日。
17歳まで生きたことも奇跡かもしれない。

2020年5月23日(土) 管理人:あこべ~




2020/05/06

◆page4◆ベルとチャコ


ベルとチャコバナー

WelcomeChaco!

ベルとチャコ-1

ベルとチャコ-2

2002.5.31



濡れているのは、病院でノミ駆除のスプレーをしたからです。

手を箱に入れようものなら『ハー』と威嚇する怒る仔猫でした。

人間嫌いは野良ちゃんだったから仕方ないですね。


この度、新たな家族が増えました。

名前は『チャコ』と申します。

2002年5月31日に,多分会社の近所の

どこかで産声をあげたノラちゃんを保護したのでした。



保護してから1ヶ月程過ぎたある日愕然としました。

チャコは生まれながらに食道に異常がある仔猫でした。

きっと、私が助けてあげる星の下に産まれてきたのでしょう。

そんな、強運な仔猫なので、我が家にも福を招いてくれるかな?

我が家に来てからのチャコの様子をご覧くださいマセ(*^_^*)

ベルちゃん共々末永く見守ってくださいませ。



ベルちゃんとご対面



さあ、最初の関門はベルちゃんと一緒に生活ができるかどうか、

とりあえず会わせてみることにしました。


ベルとチャコ-3

ベルとチャコ-4


ウーン…やっぱり、最初から仲良くできる訳ないか

ベルちゃんも負けずに『ハーーー』って言い返してます。


ベルとチャコ-5

ベルとチャコ-6

2日位はチャコを受け入れるのにベルも葛藤してましたが、

ベルちゃんとも仲良くやっていけそうな気配です。ホッ




仲良しなベル&チャコ



最近は一緒に眠ることも少なくなった彼女たちですが、

チャコが我が家に来た最初の頃はこんな風によく寝てました。




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ベルとチャコ-10




チャコもやっぱり・・・

木登りが好きでした^^:


ベルとチャコ-11

ベルとチャコ-12

この頃までは、ダニで悩まされたりはしましたが、

そんなことは、今考えるとたいしたことじゃあ、ありませんでした。

異常な嘔吐でベルちゃんの頃から通っていた病院で

診察を受けましたが胃腸の調整不良とのことでした。

でも、なんか納得出来ず違う病院で

もう1度診察を受け念のためレントゲン撮影をしたところ、

異常がみつかりました。




ベルとチャコ-13

ベルとチャコ-14


僅かな量しか食事が出来ず、

胃まで到達しないのでこの頃になると

ベルちゃんとも遊ばなくなり、

私の側で寝ていることが多くなりました。

衰弱しているのが、手にとるようにわかりました。

家畜病院での精密検査が急遽決まり、

今後どうなるか心配で頭が一杯…

ただ、精一杯、出来る限りのことはしてあげたい!

それだけでした。

縁があって私のところへ来たんですものね。

我が家に来て1ヶ月が過ぎた頃の出来事です。








2020年5月6日追記

チャコの物語は5部構成になっていました。
Bell & Chaco  Lucky Chaco Part1 Chaco's friend
Lucky Chaco Part2 Lucky Chaco Part3

今日はチャコの物語 1話目をアップしました。
【本館HP復刻版】カテゴリーの書き始めから数えると「◆page4◆ベルとチャコ」です(*^_^*)

家畜病院とは東京大学農学部にある動物病院のことです。
当時は家畜病院とか東大動物病院と言っていた記憶があります。
久しぶりに家畜病院を検索してみました。

東京大学付属動物医療センター

チャコが通院していたときとだいぶ変わってました。
近代的になったような・・
診療科目も増えています。
あの頃は、家畜病院という名の方が強い印象です。
遠方から地元の動物病院の紹介を経て病気の犬や猫が通院していました。
わりと築年数が経過していて、どこか懐かしい古めかしい人情味あふれる病院という印象が残っています。

あと、担当の先生に教官として更に先生がついていましたが、
チャコの手術をしてくださった教官がセンター長になられていました。
風の噂で教授になられたことは聞いていましたけど・・・
研修医に囲まれている先生・・・白い巨塔を連想しますね!
すごーい☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
チャコの命の恩人である先生。
素人の私でさえ、これはかなり難しい手術だ( ;∀;)と感じました。
難易度の高い難しい手術が無事成功!!まさしく神の手、職人技。
本当にありがとうございました。

本題のチャコちゃん、子猫ながらも外で生きてきた意地のある強面ですね(゚∀゚)
よく覚えています・・というか思い出しました。
事務室から出て一息ついているときに、たまたま会社の敷地に入ってきたところを捕まえました。
止まっている自転車と壁の間に子猫がいたから捕まったけど、違う場所だったらさっと逃げていたかもしれません。
猫との出会いも一期一会なんです。
また、この当時は知る由もなかったのですが、
勤務先の裏通りをずっと歩いて行った場所は猫問題が長期間続いていた地域でした。
猫のご縁とでも言いましょうか・・・
数年後、その問題の地域に猫ボラ活動の一環で微力ながらお手伝いをしました。

いろいろな物事を絡まった紐をほどくような感じで思い出します。。。

そうそう、木登りしている植木はコンシンネ(真実の木)ですが、あんな細い枝に登るなんて小さかったんだね。
今だったら、植物の中には食べたら危険な種類があるということがわかっているから、
即刻廃棄していたかベランダに出すかしていたと思います。

2020/05/04

◆page3◆チャコ

chaco-index-1



チャコの事をもっと知りたい人、見てね

チャコはベルの妹ちゃんがほしい~って思っていた矢先に出会ったネコちゃん。

私の勤めている会社の敷地内に迷い込んできました。

忘れもしない2002年5月大人のネコに威嚇され鳴いている声に何事かと外に行ったのが

チャコとの運命の出会いの始まりでした。



chaco-index-2

チャコは『巨大食道症』という聞き慣れない病名の先天異常で産まれたネコちゃんです。

珍しい病気で、特にネコでは稀な病気です。

赤い洋服にネッカー。

チャコには必需品なのです。





2020年5月追記

チャコが永眠してもうすぐ2年たちます。
今でも悲しい気持ちにはなるけれど、
ようやく、こうしてチャコのことを振り返りながら書けるようになりました。
写真を見ながら編集していると生きているような気持になります。
ですが、この物語はもう18年も前の出来事なんですね。
もう一度、生前のかわいいチャコをみなさまに見てもらいたいという、うちの子自慢
また、同じ病気で悩む人が今でもいるならば参考になれば幸甚です。

当時は病院で見聞きする情報がすべてでした。
今でこそなんでも調べられるけど、巨大食道症なんてどんな病気かもわからず不安でいっぱいでした。

動物の医療技術もきっと進んでいて、当時とは状況も変化しているかもしれません。

では、このあと Lucky Chaco Part 1・2・3 他のページを順次アップしていきます。

もうひとつ、偶然にもチャコを保護した5月にホームページ復刻版でチャコのことを取り上げるなんて・・・
5月だったんですね・・・そんなこんなで、そこからいろいろなことを再び思い出します。

(=^・^=)ハッピーにゃん★にゃんルーム 管理人あこべ~(=^・^=)